2012年12月19日のNHKニュースおはよう日本で、「世界一の自動車技術を”医療福祉に”」という特集コーナーが組まれていました。
円高や新興国の自動車産業の台頭など、日本の自動車産業、中でも自動車部品メーカーを取り巻く環境がより厳しくなる中、本来もっているその世界最高水準の技術力を活かした「医療福祉機器」市場(3年後の世界市場規模は25兆円を超えるそうです)への参入という、新たな生き残りのための闘いが始まっているようです。
ニュースでは、医療関係の大学の教授がコンシェルジュのような役割で、医療機器開発のニーズを市場内でリサーチし対応した技術をもつ自動車部品メーカーを紹介しながら、新しい医療機器を共同開発するというような仕組みができていることを紹介していました。これはとても興味深い、素晴らしい取り組みですね。
私たちの愛知県はご承知のように、全国でも有数の自動車関連企業に支えられたモノづくり王国です。不況や円高などの経済環境とともに推移する自動車産業の「元気」が、県全体の他の産業や消費生活に大きな影響を及ぼします。そんなさ中の新たな自動車部品メーカーのチャレンジ。医療分野だけでなく成長が見込まれている環境分野でも良いです。とにかく、新たなモノづくりの熱気が戻ってくることを期待しています。自動車産業だけでなく、他の分野、産業にも「元気」がほしいですからね。がんばれ愛知!!がんばれ自動車部品メーカー!!