中小企業・店舗専門。広告・WEB・販売促進の企画デザイン会社

お問い合わせ
2009年1月28日 水曜日
 

コミュニケーションでメディケーション

最近は女性だけでなく、男性でも美容室に行く人が多くなり、また床屋さん側でも美容室的なシステムや対応を取り入れてママ・パパ&キッズのファミリー需要を取り込もうとする新業態的なお店も生まれたりしている。従来の「ふつうの床屋さん」は昨今厳しい状況なのだろうか?

かくいう私は、美容室に行ったこともあるが、その合理的過ぎるシステムと味気ないサービスに満足できないので、相も変わらず床屋さんを利用している。というのも床屋さんは髪を切る技術が高いだけでなく、マンガ雑誌が読み放題(笑)、最初と途中2回もシャンプーしてくれる、ヒゲも剃ってくれる、耳掃除をしてくれる、頭や肩のマッサージをしてくれるなどなど、いたれりつくせりだからである。しかもそこまでやって2000円以下というコストパフォーマンスの高さ。サービス業の鑑のような仕事である。

ところで、
うちの近所に理容師さんがおばちゃんばかりの床屋さんがある。私はこの店に、近未来の高齢者コミュニティの端緒を感じるのである。この店のお客さんは一般のお父さんや子どもさんも当然来店するが、店のおばちゃん目当てなのかも知れないが(笑)、やたらおじいちゃん客のウェイトが高いのが特長だ。
驚いたのは、その店に電話がかかってきた時、それがお客のおじいちゃん宛だったこと。店員さんも「◯◯さん、□□さんから電話だよ〜」とみな仲良しのお友達、といった感じだ。一人二人だけでなく、類は友を呼ぶ。店内のあっちこっちで会話が飛び交っている。おじいちゃんたちは散髪に来るというより敬老クラブに遊びにくる感覚に近い。お勘定も済ませているのに帰らずにずっといるおじいちゃんもいる。

そこでふと、こんな高齢者コミュニティ街づくりを考えてみた。
もう実際にあるのかも知れないが、床屋さんのほかに喫茶店&カラオケ店、ゲートボール場、健康体操ジム(リハビリ施設)、古本ライブラリー、カルチャー教室(フリースペース)などが街の中にいくつもあって、あっちこっちブラブラできるような。何年か前の健康ランドのように一カ所集中ではなく、街と各店とお客さんが共生できるような。医療村も必要だとは思うが、こんな「享楽的な村」もあって良いと思う。

中高年に綾小路きみまろが絶賛されている。笑いは体の免疫効果を高めるらしいが、心が朗らかであることがやっぱり大切だ。朗らかコミュニケーションのできる村で、楽しくメディケーションできればよいなぁ、なんて年寄り臭いことを考えている今日この頃である。ただし将来年金がちゃんともらえていれば、の話だが。